野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

あほ!それ嫌われ者やぞ!

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 田舎生活から数か月。一年も経って無いので日々珍しい事の連続なんですが、老熊とツーリングやキャンプに出かけるとある花畑が目に入りまして一生懸命に写真を撮っていたら「あほ!何撮ってんねん!それは嫌われ者の花やぞ!迷惑な雑草や!」と突然怒られました。

 

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オートキャンプ場に行った時も敷地の至る所にたくさん咲いていて黄色い目立つ花だし凄い量だったので見かける度に写真を撮っていました。

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ツーリングに行った時も空き地なのか畑なのか分からない広い敷地一面に大量に咲いていたし、農地の周囲にも道路脇にも移動する度に咲いている大きな黄色い花が珍しくって撮ってたんですが、まさか怒られるとは思ってもみませんでした。

「こんな花くらい近所にも咲いてたやろ?!空き地とかに。」と言われたんですが、ごく最近は空き地もやや目立ってきたものの子供の頃実家周辺には空き地なんて全く無くって草花は保育所や学校の庭くらいでしか見ませんでしたしねぇ。

田舎生活が始まってびっくりしたのは得体のしれない音が一杯ある事。音源が分からない謎の音が昼も夜も聞こえるし、折り畳み傘よりも大きなカラスがうじゃうじゃいて、窓を閉め切っているのに雨上がりや雨の翌日にちっちゃい羽の虫がいっぱい部屋に入って来て色んな意味で驚いてばかりなのですが、老熊から見ると当たり前?!なんだそうです。

この花は老熊によると’’セイダカアワダチソウ’’って言うらしいです。

セイタカアワダチソウ - Wikipedia
雑草といえばたまにタンポポやクローバーの花(正式名称は分からず)が学校の庭の片隅に生えていたくらいでこんな巨大な雑草がいるなんて全く知りませんでした。
小学校の頃にはタンポポの綿毛?!に息を吹きかけたり、クローバーの花で花輪を作ったりしましたが、学校以外の場所には生えていないし歳の離れた兄弟の頃に学校へ行ったらそういった花すら無かったですしねぇ。

中学校では桜の花が珍しくってオリエンテーリングの時に数人がかりで思いっきり木をゆすって騒いでいたら上階の教室の窓から上級生に怒られたのは懐かしい思い出です。

僅かに生えている住居周辺の雑草は子供達のままごと遊びのおかずとして消えて行く程度。その他の雑草と言えば、小学校の朝礼の時間にみんなで石拾いのついでに雑草も年に一回程度みんなで手分けして草抜きした程度だったので、殆んどありません。

今の地域に引っ越す時も老熊的には一軒家の賃貸が良かったようですが、kuma-yomeが虫知らずなのと自治会?!を全く経験した事が無かったので家探しが難航しました。

代々地元の方達はイノシシやアライグマ、鹿が街中を散歩していても動じないようですし、近所の雑草に入って蛇に足を咬まれて入院した事も笑って話せる程度のありふれた日常だそうです。

kuma-yomeはイノシシは老熊との車中泊で檻に入れられて農道に放置されていたのを1度だけ見た事があり、鹿は奈良の鹿公園でちょくちょく襲われた程度なので出かける時はいつもイヤホンをして音楽を聴いていますが、物音がすると360度警戒しているので、時々自転車で背後から近寄って来た地元の方に驚かれて通り過ぎられた後ですら何度も振りかえられてしまいます。

 

全然知らない土地へ移住すると自分の常識が全否定されて、あり得ない事が常識だったりする日常。結構ストレスになりますよねぇ。老熊からは「おかしいやつと思われるぞ。」と変人扱いされるというので余計にストレスになります。

ただkuma-yomeの場合救いなのは老熊の知人がとても親切なので、「そりゃ分からんわなぁ。しょうがないよなぁ。」と言いながら色々教えてくれたり地元の物産展でお話し好きの農家の方に色々教わったりできるのでまだマシです。こちらに来てから知り合ったkuma-yomeと同じ市出身の移住者さんは「旦那が地元やったから住まされた。」

と移住から数十年が経っても恨みに思ってる人が多いようです。
地元の人はその土地が大好きで結婚しても旦那さんを説得して住み続けている人もいます。老熊が今の所に住みたいと言った時、kuma-yomeは最近流行りの地域ブログを見て市のHPを見て、自分の意志でおkを出しました。

最近は奥さんの実家近くに住むのが流行らしいですが、どちらの故郷で住居を構えようとしても、全く関係無い田舎生活をするにしても相手としっかり話し合っておきましょう。

何十年経っても「住まされた。」と思って居て、初対面の人にさえ愚痴を言っていては周囲の人も良い感じはしないですし、相手に気付かれてしまって良い人間関係なんて築けませんし、自分の評価を下げてしまってマイナスだらけですからねぇ。

希望や期待でいっぱいの移住したての人間に言うなんて移住者同士でも仲良くはして貰えなくなってしまいますから不幸ですよね。

kuma-yomeは街っこなので、坂道も山道も歩けないし野菜や果物がどうやって植わっているのかも知らないし、雑草と育てられてる花の区別もつかないけれど正直に「よそ者なんで何も知らないです。」ってお願すれば地元の方と良いコミュニケーションが取れると信じています。

自分の常識は必ずしも常識とは限らない、恥と思わずに積極的に聞きにいきましょう。