野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

錯視とイメージにめっぽう弱い。

錯視に弱いkuma-yomeは一番ポピュラーなミュラー・リヤー錯視も簡単に引っかかってしまいます。有名な絵で「見る人によって女の人と老婆と両方に見える」というのがあったんですが、一度どちらかに見えてしまうと正解を言われてももう片方には見えません。

そういうkuma-yomeはいつも我が家のキャンピングカーより小さいハイエース「大きい車」と言って呆れられます。

錯視に騙されるだけでも呆れられているのに、イメージにも左右され易いタイプなのでチョコレートのイメージが強過ぎるGlicoのレトルトカレーやプリン、離乳食も買えないkuma-yome。

メグミルク雪印事件のイメージが強烈過ぎて、いまだにメグミルクしか取り扱っていないスーパーの場合はたとえ半額になっていたとしても買わずに別のスーパーへ乳製品を買いに移動するくらいです。
しかし、大阪人では無い老熊は笑って平気で買うタイプなので自分で選んで買ってる分には何も言いませんが「買って来て。」と言われた時には断固拒否します。

以前その話を関東の人に話すと「そんな随分昔の事にこだわって」と非難されてしまいました。
関東でどういう報道がされていたのか分かりませんが、大阪ではカナリの騒動になっていたし、今でも頭に焼き付いて離れないのがエレベーター付近で報道の人に囲まれた雪印の偉い人が言った「寝てないんだよ!」という発言に対して報道の方が感情的になって「こっちだって寝てないですよ!」と言った後に食中毒で苦しむ子供の事を続けて話したシーンです。

当時は牛乳も乳製品もスーパーでは人気ブランドだった雪印。乳製品があまり好きでは無かったkuma-yomeですら牛乳やヨーグルトを買う時は雪印商品を毎回買っていました。
しかし、騒動の頃は仕事が忙しい時期でじっくりと買い物ができず、職場近くのスーパーで必要最低限の品だけ買うといった状況だった為に難を逃れました。

当時の新聞で該当商品一覧を見た時に「毎日のように買っていたヨーグルトが買わなくなった直後の日付から」書かれていて頭が真っ白になったのは今でも忘れられません。

子供を大切に思う親ならわが子が幼かったり、体が弱かった場合同じような事があったら気になりますよね。

kuma-yomeの祖母と同世代の人に粉ミルク嫌いな人が多いのも、過去のとあるメーカーの事件があったかららしいですし、自分が何とも思わないからと言って相手のこだわりをバカにするのはダメだと思います。

kuma-yomeは移住生活が始まってから毎日驚きの連続で代々地元民と言う人達の多い地域では「何がそんなに珍しいのか分からない」と良く言われます。「常識が違う」と言っても良いレベルくらい違う事も多いので常によそ者を強調して教えて貰うようにしています。

自分の知ってる事が全てで知らない事は存在しない(間違ってる)と思う事は自分が無知で他人を思いやれない自分勝手な人間なのだと言っているような物なんじゃあないかと思ってしまうからです。

kuma-yomeは良くYouTubeで過去の重大事件や大災害の再現VTR、特番を見るのですが十分物心が付いて居る時期なのに全く知らなかった(記憶に残って居なかった)事件や事故、災害が多くある事を知りました。
老熊も結構物知りで色んな事件や事故、災害について詳しいのに記憶に残ってない大事件等もありますしね。人って自分にとって縁のない場所でのそういった出来事は忘れ去ってしまうのかも知れませんね。

阪神淡路大震災が発生から22年経ってしまい、一般的には忘れ去られて行っているようですが、kuma-yomeは今でもはっきり記憶に残っているし、1月17日の5時前後?!という所まで覚えていて年々少なくなって行く追悼番組に寂しさも覚えてしまいます。しかし、知人も親戚も居ない遠い東北地方太平洋沖地震は同時刻大阪市内でもゆれたのとテレビでの映像が衝撃過ぎた為に記憶には残っているものの3月の10何日だっけ?という事しか覚えていません。当事者の方にとっては失礼な話になるんでしょうが。

連続殺傷事件(通り魔事件)等でも被害者が多く大きな事件であったのにも関わらずYouTubeで初めて知った事件も多く1999年下関駅連続殺人、2008年土浦連続殺人事件、2015年熊谷連続殺人事件、数え上げればきりがありませんが、最近かどうかという事は関係無しに語り継がれ難くなってしまうようです。

老熊が記憶に残っているという1974年多摩川水害、1996年豊浜トンネル崩落事故、2004年由良川バス水没事故、2012年の笹子トンネル天井版落下事故、といった事故や災害が物心ついた頃に災害特番等で取り上げられてもおかしくないくらいの時期であっても全く知らなかったりするkuma-yome。

千日前デパート火災は知っている筈はない時期にも関わらずどのような凄い火災であったのかという事はしっかり知っていました。長く建物が取り壊されずに残っていたようで母親に手を引かれて歩いていると建物が見えないように柵で囲まれた巨大な建物があり、幼心に不思議に思ったと同時に暗闇にそびえる建物に恐怖を覚えたのをうっすらと記憶しています。

千日前デパートは地元大阪市内での大きな火災として語り継がれた結果知っていたのでしょうが、その他大きな災害や連続殺人で記憶に残っていない事柄に関してはマイナスイメージを払拭する為に地元が忘れて貰おうとしているのか、単に縁の無い地域だから知らないだけなのかよそ者のkuma-yomeにとっては分かりません。

地域や人によって心に残る大災害や大事故、大事件があるので自分目線を押し付けるのは良くないと思いますが過去のそういった出来事を知らないままにしておくのも良く無いんじゃあないかな?と思ってしまいました。

事件や事故、災害の再現ものを好んで良く見ますが残酷なのが好きなのではなくって過去を知ってこれからの出来事にいかす事ができたらと思います。

 

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