野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

イトーヨーカ堂奈良店 

またまたイトーヨーカ堂奈良店を通過します。
何度もバイクや車で目の前を通っているのに一度も寄った事がありません。
ここは長屋王邸跡だそうで、敷地の一角に石碑が建っているらしいので一度見て見たいんですよね。

歴史で慣れ親しんだ長屋王の邸宅があった場所なんて歴史的ロマンを感じずにはいられません。
数年前に正倉院展へ行った事があったんですが、当時の知り合いからは非難されてしまいました。

kuma-yomeは特別な思想がある訳ではなくって、前日にたまたまテレビのニュースで「正倉院展」をやっていて、たまたま紹介された展示物に魅力を感じて「暇だし行ってみるかな?」って軽い気持ちで行ったんですが、物凄い混雑で中々入れず、やっと入れたと思ったら抱っこした赤ちゃんに展示ケースを舐めさせてる親が居たり「止まらないで下さい」と呼びかけている警備員さんに「止まってないやろ!いっこも見えへんわ!」と怒鳴るお爺ちゃんが居たりと最悪な状況だったんですが、ミーハーな人にはあまり人気が無いエリアだったのか、殆ど人が居ない静かなエリアがあって入った瞬間に気が引き締まる思いをしました。

当時の人が日常生活に使っていた発掘品の数々。
何の興味も無い人が見ればただのガラクタだったりガラス玉だったりするそれらの品を想像力を巡らせ繋ぎ合わせて大きな復元品にしたり用途を考えたり。

それってとっても素晴らしい事だと思うんです。
1000年以上前に誰かが作って、それを日常的に使用していた人が居て、長い年月誰の目にも止まらずひっそりと土の中で過ごしていたそれらの品が、何かの拍子に発見されて、ガラクタではなく歴史的価値のある物として認められて色々な研究者の手に渡り、磨かれ研究されて今この場に展示されている。

そう思うだけで厳かな気持ちになってしまうのはごく普通の感情だと思っていたんです。

人が少なく静かな雰囲気のその部屋に入ろうとした時、思わず手のひらを胸の辺りでぎゅっと握りしめてしまいました。

だけど当時周りに居た人達はkuma-yomeのそういった歴史的ロマンから来る感動に対して天皇主義者なんだね」的に言われてしまいショックだったのを思い出します。

kuma-yomeはこれといって素晴らしいと思える宗教に出会えていないので自由に歴史的価値ある物を見に行けると気楽に考えていたのですが、「宗教的、思想的に縛りのある人にとってそれは良く無い事なんだな」と今でも少し寂しい気持ちです。

外国の思想や宗教にもあまり興味はありませんが、歴史的建造物や出土品にはとても惹かれる物もあったりするので古代文明についての書物や出土品は好きなんですね。

一度も外国へ行った事が無くって外国の人の考え方だったりに理解ができなかったとしても古代史等から現代の思想につながる手がかりがあったりする事もありますし、自分とは違う思想や文化を冷静に学べる時というのが発掘品等から過去を知るという事なのだと思います。

宗教や思想が違うからと言って頭ごなしに歴史や文化を知ろうとしないのは先人から学ぶ機会を自ら放棄している事になるんじゃないのかな?と思えて残念ですね。

その時代では素晴らしいと思われていた事が後に否定されたり、学の無いkuma-yomeから見るととても立派な事のように見える事が知識人等から見るととても未熟な政治だったりするのですから100%の正解が無い歴史文化というのは何とも面白いと思います。

今知られている歴史的な出来事も数年後には全否定されているかもしれませんしね。実際kuma-yomeが子供の頃に習った事なんて今時の小学生からすると計算の仕方一つ取ったって「間違いだらけの頭悪い人」だったりしますし。

そういう時kuma-yomeは「習った頃はみんなと違うやり方やったんやで。色んなやり方がある物なんやで。」と伝えます。

計算だって途中のやり方が違っても答えは合っているし間違ったやり方では無いですしね。

ただ最近はどこへ行っても「自分の知っている事が全て」と思ってしまう人が多いようで「自分と異なる考え方や作業工程を認め無い」という風潮が目立っています。

「異なった考え方、異なった作業工程があってそれを知り認め合っていく事でもっと効率の良い作業工程が生まれたりするかも知れないのに」と残念です。

kuma-yomeは特別な思想の持ち主ではなく、ただ単に歴史のロマンに思いを巡らせるのが好きな歴史好きなだけなんですけどね。

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長屋王邸跡にこんなおっきな建物が建ってしまっているので、行っても何にも無いんでしょうが壁画に描かれてあると思われる文章を読んでみたいですね。

せめて難波宮のように遺跡の様子が見れる建物の立て方をしてくれたら良かったんですけど、奈良ってあまり遺跡を大切にしない印象を持ってしまいます。

高松塚古墳が発見された時のニュースを今でもはっきりと覚えていて「一度は行ってみたい」と思っていたのですが、数年後にカビで壁画がダメになったって聞いてショックでしたね。当時は保存方法等に問題があったかのように報道しているニュースもありましたし。

数年前には三笠山にケーブルカーやモノレールを作る案が出ていてガッカリ感が半端なかったですし。

kuma-yomeは子供の頃国語の教科書で阿倍仲麻呂の歌とそれを詠んだ状況を習った時に感動して、ずっと三笠山に行きたいと思っていたので老熊に捕獲されてから「今は若草山って言うんやで。」と教えて貰って「ぐるっとバス」に乗って連れて行ってもらったんですが、感動的でしたね。

あそこにケーブルカーやモノレールを作るなんて信じられません。
ぐるっとバスで十分安くて楽に観光できますから。

阿倍仲麻呂が思いをはせた三笠山が美しい姿で見れたのはとっても嬉しかったんですが、いつケーブルカーやモノレールの建設が始まってしまうか分からないと思うと、怖くてもう行けません。

せっかく遠くから美しい景色を撮りに行ってガッカリ感が半端ない乗り物が見えたら時間とお金の無駄って感じですしね。

以前三笠山の話を「奈良人自慢」をして来る人に話したら「どこそれ?!」と言われてしまったので、歴史的遺産にあふれた県なのに有名な歌に出て来る山も知らないおっちゃんが居る時点で歴史的遺産に興味無い人が増えたのかな?と残念です。

kuma-yomeが今住んでいる場所では歴史ある祭りや行事が行われているし、地元が出て来る歴史的歌等を知っているお年寄りがいたりするので、まだまだ景観に関する意識は高いようですが。

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 イトーヨーカ堂の前にあるバス停では「宮跡庭園(イトーヨーカドー前)となっていました。
道の駅へぐりの辺りを通過すると「長屋王」の文字が入った標識を見かけます。移動速度が速いのでしっかりと文字が読めず、長屋王の何があるのか分かりませんがちょっと気になります。

でも何度その話をしても「長屋王」を知らない老熊は全く興味がわかないらしく散策等に連れて行ってくれる気配はミジンも感じられません。

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数年前からこういうカカシを見るんですが、最近の流行りなんでしょうか?!行きしなとは違う場所のカカシですが、夜見たら怖そうなカカシが並んでいます。

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なんか歴史的匂いがして来そうな地名を発見!
kuma-yomeはローマ字を見てから読んだのに老熊はすんなり読めたので全く面白く無いです。

変わった地名って全国に結構あると思うんですが、京都や奈良の場合難読地名があると歴史的背景があるのでは?!と思って気になってしまいます。

最近はネットで色々調べられるから便利なんですけど、やっぱり怪しいというか嘘も多く出回っていたりするのでキチンとした出版物で学ぶのが一番ですよね。

 

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