野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

検査前の試練2Lの薬品チャレンジ

絶食と飲み物禁止が効いたお陰で翌日には若干お腹が痛い程度に落ち着きました。それでも時々ポチにしがみつきながら亡霊のようにトイレ行ってましたけどね。

外来前に先生が来てくれて様子を話した後、明日かも知れないと言われていた検査を急遽する事に決定。

「ちょっと2L程お薬飲んでもらわんとアカンけどね。」

と言われたのでちょっと不安だったんですが、看護婦さんによると「清涼飲料みたいな味」と言われたので、我慢できない味ではないのかな?!と思って頑張る事にしました。

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結構大きい袋なのもありますが、見た目が薬品感バリバリなので飲む気が萎えます。

これを決められたペースで飲んで、決められた量の所でお水を飲むって言われてるんですけど不味過ぎてマジ無理。全然清涼飲料水っぽくない。

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間に飲むのはお水って説明書には書いてあったんですが、マジ無理なのでこっそりこれを飲んでいました。
不味い薬の合間にチェイサー的に飲んでないとやってられません。

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これが最後の一杯。
ここまで飲むのに4時間半かかってしまいました。
朝に言われていた検査予定時間を大幅に遅れてしまったので、老熊には「決められたペースでちゃんと飲まんから遅れるんや。」

と怒られてしまいました。

初めての癌発見検査の時は自宅で似たような薬を飲んで一人で頑張ったらしいんですが、kuma-yomeは簡易トイレをベッドわきに置いてもらっていてもとっても恐怖で仕方無かったので「普通の人は真似できひんよな。」と無表情に見つめてしまいました。

 結局検査開始が遅れたのはkuma-yomeのせいではなく病院の都合だったそうです。看護婦さんに検査の人がどんな感じなのかを聞いた所「女性と男性の2人いて、女性の方はとても優しい人なんですが、男性の方は生憎存じません。」との事だったので「怖い人はやめてください。」というお願いを主治医の先生は入院時に守ると約束してくれていたので、きっと優しい方の方が出勤する時間か手の空く時間を待ってる感じだったんでしょう。

検査室へ車いすで運ばれてとっても怖がった様子で検査ベッドを見つめる姿を哀れと思ったのか、看護婦さんが何も言わなくても最初から優しくしてくれました。

物体を入れる検査って数年前にやった胃カメラぐらいしか経験が無かったので、めちゃくちゃ怖くって不安になってしまって「あの、もし粗相をしてしまったらどうなるんですか?」と聞いてしまいました。「大丈夫ですよー。」

という優しい声に凄く癒されてしまいます。

引っ越してからというもの、医療関係者からこんな優しい言葉かけられた事無かったですからね、とても懐かしく感じます。

今回の入院と外来両方で問診票の書き込みと過去の病歴とか聞かれましたが、田舎の病院っていうのは健康優良児の相手しかした事がないのか途中で飽きて来て行ってるのがありありと感じられます。

「まだ残ってるんだけどな?」と思いつつ途中で報告はやめ。
地元あるある的な事を知らないだけで怒鳴られたり、一人で訪れるには少し危険な場所。

院内の案内を頼んだら後ろを確認せずにスタスタ歩き出すので見失っちゃうしね。

先生は良い人なんですけどね。優しいし、説明を面倒がらないしちゃんと顔を見て返事してくれますし。

検査の先生はリラックスさせる為なのか「とっても綺麗な腸ですよー。」と言ってくれたのでホッとしたの半分「え?!じゃあなんでお腹痛いの?」とちょっと不安になったり。

kuma-yome の家族が癌で次々と早世した頃なんかは本人告知が無くジワジワ死んでく感バリバリでしたが、今はいとも簡単にラテン的な告知をしてくれるので、意味も分からず衰え死んでいく恐怖に気が変になるって事が無さそうな時代なのでその点は嬉しいですよね。

というか大腸癌経験者の老熊によると「絶対大腸癌ちゃうわ。」

という変な自信があるのでこちらも冷静でいられますけど。

どんどんカメラが進むにつれて鶏肉の黄色い脂身を彷彿とさせる物体が腸の中にチラホラ見えます。正式な名前は知らないんですが、あの部分とっても大好きなんですよね。見てたらちょっと寂しくなってしまいました。

「ちょっと痛い所通りますよー。」と言われて「なんや痛くないやん?てか何で分かるんやろう?」と思っていたら、ほんの少しカメラが進んだだけで激しい激痛。検査室の看護婦さんがそっと手を握ってくれます。

そのタイミングと手の握り方から看護婦さんが天使に感じます。
顔や髪型なんてロクに覚えてませんけどね、ああいう場所で優しくされたら惚れちゃう人もでてくるのでは?!ひょっとしたら資産家のお年寄りが財産分けてくれたりなんてあるかも?!と後になったら余裕なんですけど、その時は全然余裕がありません。

「粗相をしてしまったらどうしよう。」と頭の中を何度も不安が横切りましたが、優しい検査の先生と看護婦さんのお陰で、あまり不安に感じる事もなく終了。

「痛いところ通りますねー。」の往復は思わず声をあげてしまいましたけど、病室で老熊と再会した時は普段よりも落ち着いた顔だったようです。

ちょっと困った時や不安な時は爆笑するくらい絵にかいたような困った顔してるらしいですからね。

夜になって先生が結果を話しに来てくれたんですが「やっぱり最初に外来で聞いた時の想像通りでした。」との事。

老熊と二人楽しそうに会話して見えるので少し取り残された感。
早世家系の生き残りとしては、そろそろ何等かの決定打が来る覚悟をしていたんですけどね、既往歴が増えなくって良かったと思いました。

細胞検査の結果はまだ出ていないものの、超カメラの結果で「おそらく感染性の危険はない」という事になり、落ち着いてから大部屋へ移動。

大部屋になると老熊も止まれないので、面会時間より少し前に帰宅。
入院規則を守らない人が山ほど居ますが、老熊も仕事が休みなだけで色々と自宅での雑務やらがある為、定年お爺ちゃんのように暇してる訳ではないですしね。

老熊いる間はとっても大人しく礼儀正しかった看護婦さんも、kuma-yome一人になると途端に豹変。「ああこれが、老人病院の虐待の実態なんだな。」と激しく恐怖を覚えたので、老熊でLINEで速攻チクリました。

その後態度はやや軟化したものの、やっぱり家族がいる時といない時との態度の差が激しく「何でそんなキレてるん?点滴の針が痛いからとか、お水が欲しいからって理由で呼んだダケやのに」ととても悲しくなってしまって、他看護婦さんに「あの言葉使いの怖い看護婦さんを来させないで欲しい」と懇願しましたがやんわり拒否されたので、老熊にSOSを求め、「多少待っても良いから来させない」約束をしてもらえました。

あまりの恐怖体験に深夜になっても寝れず、導入剤を処方してくれました。
朝になって「しちょうさん」(今は婦長さんとは言わないらしい)が話を聞きに来てくれて、長時間思いをぶつけました。

病棟に響く大声で雑談ばかりしてて暇そうな看護婦さん、点滴やお水をお願いしたダケで理不尽なキレよう。

地域によって色々風習とかがあったりして、些細な決まり事にも驚きの連続だけれど、自分達の雑談時間を確保したい為に患者からの「おさ湯下さい」の要求に「お茶でも水道水でも何でもいいやんな!」と部屋を出た瞬間に怒鳴りだして、2日間下血し続けて弱ってる超のkuma-yomeに冷たい水道水を出して来る神経とバレないだろうといういい加減さに呆れました。

 kuma-yomeは見た目がとってもバカ丸出しで、老熊の後ろでチョロチョロ隠れてるような小心者ですが、やる時はシッカリやる厄介な子なので、退屈しのぎに持って行ったオンボロd-tabを激しく脅して来た看護婦さんが部屋を出た瞬間、音声レコーダーアプリをアプリ一欄からホーム画面に移動させてスタンバイしました。

どっからどう見てもバカ丸出しで生まれついての虐められっ子臭

がするような気弱に見える人間も姑息な悪人から身を守る知恵だけはついてくるんですよ。

朝いちばんに婦長さんとお話をしていると先生が外来前に慌ててやって来て、頭を下げてくださいました。

以前にも怖い看護婦さんに恐怖を味合わせられたので、「そのような職員には行かせません、近寄らせません。」と約束してありましたからね。

老熊も怒ってましたし。

婦長さんはとってもキリっとしたデキル感じの人でしが、あまりの酷い扱いに長々と苦情を言ってしまいました。

 

 

 

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