野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

春は近いかな?!庭園の花

この日は行きしなダケ電車で帰省です。

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 最近問題になっている歩きスマホに注意をうながす張り紙なんですけど、大阪市営地下鉄は長期間これを貼る気がないのか?!

ひな祭りを連想させるキャラクターが描かれています。
「ここは長期間貼れるように無難な絵柄にするべきなんじゃないかな?」と思いつつ、まぁ大阪市らしいよね。とある意味ホッとしてしまいます。

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 この日は珍しく老熊が大阪市内での仕事があるという事で、帰宅予定時間から更に2時間程待てば迎えに来てくれるという事で久し振りに色々散策しました。

この写真は10数年ぶりに訪れた庭園の風景です。
昔は結構手入れがされていたんですが、久し振りに立ち寄ってみると結構荒れ果てていて少し残念です。

風は冷たい物の天気は良いので少し散歩をしました。
花木の名前は全く詳しく無いんですが、たんぽぽの種ってこの時期だったかな?と思いながら数少ない季節を感じられる花?という事で写真を撮ります。

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更に進むとタンポポの花っぽい物が大群で植わっているのを見て これってひょっとしたらタンポポじゃあないのかも?!と思ってしまいました。

今住んでいる市はあっちこっちに雑草や花が咲いていて、学校の中にも雑草等がいっぱいあるそうです。

去年小学生が嬉しそうに持っている物を訪ねてみたら「学校で採れたつくし」だったそうです。

「つくし」というのを見た事が無かったので、小学生に頼んで見せて貰いましたが、「盗らないよね?」的な顔で嫌そうにされてしまいました。

利用方法を聞いたらフライパンで炒めるんだそうな。「雑草を嬉しそうに食べるんだな。」ととっても不思議に思いましたが、あんまり見つめると落ち着かないようなので、そそくさと帰った事があります。

kuma-yomeは作られた庭園等でしか、花を見た事が無いので野生的な雑草は詳しくないですが食べられる雑草というものが学校や道端に植わっていて、食べる許可が降りるというのは衝撃的ですね。

老熊は良く大阪市がおかしいねん。子供が可哀そうや。」と言います。

老熊は田舎を好んで住んでいたので、子供達が木登りをしたり虫採りをしたりする姿を微笑ましく見ていたそうですが、kuma-yomeはそういうのを見た事無いです。

学校では雨あがりの時はグランドが乾くまでは遊んではいけないと学校から言われるし、服を砂だらけにすると怒られたりするし、たまに虫好きな子がいて捕まえてたりすると「気持ち悪い」とか「部屋に持ち込んではいけない」と叱られたりするのを見る事が多かったです。

大阪市内では複数の区に住んだ事がありましたが、公園で遊んでいる子が殆どいなくって、いつ通ってもガランとした公園が多かったりしましたね。

今の市では学校の昼休みは「運動会の練習か?!」と思うくらい大歓声を上げながら遊ぶ子が沢山いて、グランドが濡れていてもおかまいなしで遊ぶせいで、グランドがデコボコになったり、水の流れた跡が川のようになっていたりするので「凄い野生的やな」と思ってしまいます。

学校での決まりが多く、危険な事は禁止にされていて、学校や公園で子供が怪我をすると原因となった遊具が撤去されてしまう。

そんな子供にとって刺激の無い環境は「いきいきとした子育て」ができないと考えている老熊。

でも超ビビりなkuma-yomeにとっては、さほど悪い環境ではありませんでした。
公園の砂場で遊んでいた子が目に砂が入って失明してしまった事故が過去にあり、原因が野良猫のおしっこだと判明した時はあっと言う間に公園の砂場に柵ができました。

高さの低い柵でカンヌキ式の鍵でしたが、子供達が安全に遊べる環境になったとホッとしつつも、砂を触っている時は顔に手を持って行かないよう子供を監視し、子供にも言い聞かせて公園の水道で手を直ぐに洗わせたり、除菌ティッシュ軽くふいてから家に連れて帰ったりしていましたね。

今住んでいる市は砂場に柵が無いだけでなく、網もはっていないので、「子供が病気になったらどうするんやろう?!」と他人事ながらとっても心配になります。

なので「kuma-yomeは大阪市で生まれ育って、大阪市で子育てしてて良かったな。」と改めて実感している日々です。
子供の病気や怪我に対する警戒が薄すぎて信じられない環境だし、きっと孤立していたでしょうしね。

ただ今の市に引っ越してから実感しているのは、水が地下水だからか体には良いようです。

捕獲される数年前から様々なアレルギー症状に悩まされていたkuma-yomeは、薬剤師さんがビックリするくらい多くの薬を飲んでアレルギーをおさえていました。

それが今の市に引っ越してからは「慢性蕁麻疹」も「接触性蕁麻疹」もピタッと治ってしまったので皮膚科への通院が無くなってしまいました。

塗り薬と飲み薬を複数飲んでも中々治らなかったんですけどね、引っ越して直ぐに治ったので、きっと自然の水が効いてるのかな?と話しています。

田舎生活が流行だからとか都市回帰現象だとか色々流行に流されてしまう人もいるかもしれませんが、人それぞれ合う環境という物があるので、kuma-yomeは幼少時期~子育てを完全に終えるまでの期間を大阪市で生活できて良かったと思います。

今住んでいる市では「子育てしてたのに、車の免許持ってないの?!どうやって生活してたの?!」という位の車社会。
民間バスは多いルートで1時間に1,2本らしいので、車の免許が無いkuma-yomeにはとても生活できませんでしたしね。

kuma-yomeは若い時に「車の免許が取りたいです。」と主治医に相談した事がありましたが、「法律的には問題ないけど、諦めてくれた方が。大阪市では車が無くっても生活できるでしょ?」と言われました。

人って年を取ると年々衰えていくものですよね?健康な人でも年を取ると色んな病気になって、中年になる頃には結構な確率で投薬治療を受けてる人が多いと聞きます。

生まれつき体の弱いkuma-yomeは若いその時より確実に病気や生活制限などが増えると見えているのに、「就職し易そうだし~」みたいな軽い気持ちで免許を取らなくて良かったと今は実感しています。

今住んでいる市は車社会なので、歩いて買い物等へ行くのは至難の業ですが、老熊が居る時は連れて行ってくれますし、交通機関が発展していない地域で住んでいて車で出かけてばかりだと、運動不足等で更に病気が増えてしまいそうですしね。

年を行ってから「免許取れば?」なんて声をかけて来る人は殆どいませんし、気の合わないご近所さんに外出を誘われても「車乗れないんで。」「人の運転だと酔うので。」と断れますしね。

田舎の人は一族全員が同じ家や隣に住む事が当たり前らしいので、「子供さんと別に住んでるの?!何で一緒に住まないの?!」と聞かれる事がありますが、「子供には田舎生活は無理なので。仕事もありますしね。」と返事をしています。

よっぽどの事が無ければ「生まれ育った場所が一番最高」なんですから、無理にあっちこっち移住する事は無いと思います。

kuma-yomeは老熊に捕獲されて、「たくさんの物を見せてやりたい。」という思いから田舎生活をする事になりました。
じっくり話し合って、片方だけが我慢するという事がないよう一つ一つ問題点等も話し合いをしたので、一人自宅で留守番が多い状況でも耐える事ができます。

その代わり老熊は、たまの休みで疲れていても、kuma-yomeの為に買い物等へ車を出してくれます。一日病院へ付き合う為に車を出してくれる事もありますし。

kuma-yomeが今の市で知り合った移住組さんは「30年住んでるけど何でこんな田舎に住まなきゃいけないのかと泣いてしまった。」とか「腹が立った」という人が多くいます。

30年も住めば「地域で出産や子育て、パート何かもするでしょうし、ママ友なんかもできそうなのにな。」ととっても不思議なんですが、結婚してからいきなり「実家の近くに住む」と言われてロクに話し合いもしてない人が多いようです。

勿論結婚相手の実家である町を気に入って自分から「君の実家の近くに住みたい。」と申し出て何十年も住んで満足されている方もいます。

父だけが満足して母が毎日文句を言ってる環境で育った子供は、自分の生まれ故郷を愛する事ができないので、思い付きとかブームに流されないで家族が安心して住める町で穏やかに生活してもらいたいですね。

kuma-yomeは毎日不便で大変とは言いますが、地元の暇をもてあましてるお年寄りが町の歴史について突然語りだしたり、おやつを買ってくれようとしたりする田舎臭い感じは好きなので、老熊も安心して何日も自宅を開けられるんじゃあないでしょうかね。

地元の風習だったり、お年寄り社会、田舎社会という物を全く知らないので、老熊に良く報告をすると「愚痴ばっかり聞かされるのは嫌。」

と言われる事もありますが、全く知らない社会へ飛び込んでいる分、自分のふるまいが田舎では非常識な行為なのかどうか分かりませんし、悪意ある方が「この辺ではこれが普通よ。」なんて嘘をついてkuma-yomeを厄介事に巻き込もうとする可能性もゼロとは言えませんしね。

知らない土地へ行ったら慣れない間は警戒するに越した事はありません。
そういった相談にみみを傾けるのが面倒、ウザいって方は相手の好む地域に住んで適当に流して生活する方が家庭内は平和になるんじゃあないでしょうか。

 

老後は田舎で季節を感じる草花を見ながら、野生的な子供達に驚きながら生活している方が刺激があって、ボケなくて良いかもしれませんね。

刺激の無い平坦な生活は若いうちでも今でいう認知症になってしまう人って多いらしいですから。

一応月に1.2度は帰省して懐かしい風景、懐かしい空気を吸ってリフレッシュできているし、田舎で入手困難な品は老熊に通販で買って貰いますしね。

きっと若い時期だと耐えられなかっただろう生活も今のネットが発達した時代なら無難に過ごせますし。

老熊の方が年行ってるし、癌3回してるのでいわゆる5年後の生存率は%で行くと低いらしいのですが、きっと一人になっても今の市に住んでいるかもしれませんね。

kuma-yomeも3年程前から「突然死注意」「心臓が激しく痛んだら救急車」と言われているので、ある意味二人でデッドヒートを繰り広げているのでどっちが先?!って感じなので何ともいえませんが、老熊が満足する地域に住んで、満足できる仕事ができて、満足する趣味を楽しめる地域。

それで行くとkuma-yomeの故郷では100%あり得ません。
逆に寿命を縮めに行くようなものだと思います。
どちらか一方が極端な我慢を強いられないゆったりした生活こそが最高の老後への備えではないでしょうか。

 

 

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