野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

食べ物余らせん隊(4月8日)

居心地の良いRVパークを出発して窓の外を見ると博多だけではなく、至る所で綺麗な花が咲いていました。
図書館や美術館等の文化施設が比較的密集して建てられているなと思っていたのですが、少し移動すると鳥類センターと少年科学館が直ぐ隣にあり、サッカー場なのか野球場なのかは分かりませんがスポーツの試合も行われていて、文化スポーツの両面に力を注いでいる素晴らしい所なのだなと感心してしまいました。

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花の名前は全く分かりませんが真っ赤な花も綺麗に咲いています。

しばらく車を走らせていると丁度お昼時になり、いつもはお昼時にお腹が空かない老熊が珍しくお腹が空いたようでした。

「何かどっか店ないか?」言われる少し前までは沢山お店があったんですけど、言われた時に走ってるエリアはあまりお店が無く、あってもお昼ご飯時なのに何故か駐車場に車が1台しか止まっていないような所ばかりでした。

目立つ看板にシンプルな名前のお店の真横を通ったので、駐車場をチェックすると「止める所あるん?!」と一瞬思ってしまうくらい車が止まっていました。「これはひょっとして地元の美味い店?!」と思って老熊に報告。
通り過ぎて直ぐの所でUターン状に曲がれる道があったのでそこへ入るとお店のもう一つの駐車場入り口に到着。
老熊も車の多さに期待してお店へ入りました。

お店の人は殆どが結構なお年寄りで若い男の人が洗い物をしたり雑用をしたりしていました。
お年寄りの多く働くお店って衛生面に不安があったんですが、ここのお店の方々は完璧なプロ仕事で忙しいのに要冷蔵食材は毎回冷蔵庫へなおしています。なおす暇が無い時はホンの僅かな時間だけ出したままになっていますが、異物混入を防ぐ為に毎回フタをかぶせていました。
ゴクまれにフタをかぶせ忘れてもチームワークで別の方が直ぐにフタを閉めていました。
暑い厨房での作業なので水分補給もされていましたが、コンロや食材のそばから離れて厨房出入り口付近で水分補給が行われていました。
数か月前結構有名なチェーン店でソースを湯煎で温めるエリアでフタを開けっぱなしで放置されていて、たいして忙しくも無いのに要冷蔵の食材がいつまでも調理台に出しっぱなしで放置されていました。
厨房の責任者と思われる方だけはソースを湯煎で温めるエリアでフタを閉めて居られましたが、何を思ったのか若い男の人はワザワザ直後に全部のフタを開けていました。
あれってフタを閉めてないと異物混入につながるし、ソースが蒸発してドロドロの不味い味になっちゃうんですよね。

昔アルバイトをしていたチェーン店で(働いてるのとは別のお店でしたが)スープを注文した時食器片が入っていてかみ砕いた事があって、そのお店のマニュアルではソースを湯煎しているエリアでは必ずフタをする事と付近で食器を割ってしまった場合は廃棄処分にする事が取り決められていたんですが、そこはそれらが守られていませんでした。
誰と食事へ行っても異物混入品に当たるのは決まってkuma-yomeなので、お店に入ると必ず従業員の方の動きや衛生面には神経質になってしまいます。

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殆ど無言でそれぞれが伝票を見ながら調理をしていましたが、時折リーダー的な感じの方が確認の為に読み上げたり、仲間の間違いを穏やかに指摘したりと駐車場スペースが空いても直ぐ満車になってしまうお店で素晴らしいチームワークを見る事ができました。

中華料理店では「AとBをこの割合で混ぜたらこの料理」みたいな感じで味付けはカナリ昔から簡素化されていますが、ここはキチンと味付けをしているせいか注文からできあがるまでやや時間がかかります。

今風に言うとオープンキッチンで年齢不詳な感じのお年寄りがテキパキと働く様子を見ていると時間が経つのを忘れてしまいます。

 

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テーブルの上には「食べ物余らせん隊」のポップがあり、kuma-yomeがまだ学生の頃から日本人の食べ残し問題と飢餓で苦しむ国がある事のギャップが問題になっていましたが、食べ残しは今でも減っていないようです。

食べ残しの持ち帰りへの対応という文字があったのはホッとしますね。良く行くお店ならどれくらいの量が出て来るのか想像が付きますが、始めて行くお店だと全く想像が付かず「お腹いっぱいになってきた」何て事がたまにあります。

kuma-yomeはそれでも頑張って食べるんですが、老熊はそうはいかないので「これ食べろや」と言ってこちらに押し付けて来ます。
老熊の食べ残しのおしつけと夜食の付き合い等で養殖されてしまって捕獲されてからは急激に太ってしまったんですけどね。本人は自覚が無いようです。

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ポップをクルクル回すと「なるほどー」と感心する事が書いてあります。宴会あるあるなんですが、料理が残って最後の1個がカラカラに乾燥して最後食べ残して帰るパターンが毎回あっても、ちっともこりずに繰り返す感じがありますが、ワザワザ書く事で見て見ぬふりで過ごして来た宴会あるあるを改めて考えて反省につなげられればいいですね。

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最後にこの年間食品ロスが書かれていると「真剣に食品ロスに対して考えないといけないかな」という気にさせられますね。

お腹いっぱいなのに無理して食べるとせっかくの美味しい料理も辛い思いでしか残りませんし、「少し少ないかな?」くらいの量を頼んでおけばその後の移動がスムーズだし「美味しい思い出」しか残らないので良い事ばかりで最高ですよね。

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このお店は地産地消推奨店だそうで、そのせいかとっても野菜が美味しかったです。

kuma-yome本当に野菜嫌いなんですけどね。
九州の野菜は美味しいのでまだ若い頃、百貨店で行われていた大分物産展で「団子汁」を食べた時に初めて里芋が美味しいと感じて、野菜販売コーナーのおばちゃんに「ぬるぬるしない里芋の調理方法」を聞いて野菜まで買って帰りましたし。

物産展って料理を食べる事はあっても野菜とか食材は殆ど買わないので物産展で野菜を買って帰ったのは今までで一度しかありません。

車中泊で吸収へ来ると安くて美味しい定食屋さん等が多いので、「やっぱり農作物は生き物なんだな」と実感します。

何時間も輸送していては味が落ちるんでしょうね。
昔焼き肉屋さんで出されたキャベツを食べたお客さんが「お!今日のキャベツは美味しいな!」と言うと焼き肉店のおっちゃんが「今日のは大阪産ですよ。」と言ってお客さんが大袈裟なくらい驚いていた事もありましたし。

やっぱり農作物は収穫されてから調理されるまでの時間が短い事が美味しい秘訣なんでしょうね。

やや長めの待ち時間に色々と考え過ぎてしまったkuma-yomeでした。

 

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