野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

奈半利町(5月4日)

このブログは遅れて記事を書いております。
5月4日に車中泊へ行った時の記事となりますので現在の状況とは大きく異なる事があります。

f:id:kuma-yome:20180720104251j:plainkuma-yomeは高校の頃印象派にハマった事がありまして「モネの庭」という看板を見て、1年の時に担当教諭から「君は印象派が好きなのか!私は認めん!」と怒られた事を思い出しました。

その後ずっと印象派にハマっていたかというとそうではないのですが、担当教諭に嫌われたくないからと媚びた絵を描くこともせずマイペースに印象派を模写しておりました。

高校の授業って教科書の中から好きな絵を模写する時間が何度もあったんですが、描きたいと思える絵印象派以外には殆ど無かったので1年の始めの頃にサルバドール・ダリの「記憶の固執」を描いた以外は印象派が多かったように思います。

この時はミーティング連続の予定があり日程に追われる旅だったので、時間があればまた連れて来てもらって「モネの庭」をじっくりと堪能したいですね。

kuma-yomeは地元しか知らない状態で40数年を生きて来た人間なので「モネの庭」が全国的に有名なのかどうかは分かりませんが、一度は印象派にハマった人間としては見なくちゃあいけないでしょう。

四国は今回2度目の旅でまだまだ四国の魅力を学ばせていただかなくてはいけない身ですからね。

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道路を進むと可愛らしい看板に遭遇。
いかにも看板屋さんに頼みました的な看板だと若干堅苦しさがあるし、素人っぽい感じの手書き丸出し看板だと読みにくくって汚らしい感じがするものですが、こちらの看板はちゃんとしたプロの手書き師さんに書いて貰ったのか味のある可愛い看板で町の魅力がギュッと詰まった感じがします。

kuma-yomeは単純なので、こういうのがあると思わず「トイレにでも寄ってみようかな?」と思ってしまいます。

まずトイレに立ち寄って見て、観光案内所やインフォメーションセンターにあるチラシやその場の雰囲気を確認。

売店で働く人達が穏やかな雰囲気だったら老熊に「またいつか行きたいとお願いしてしまいます。」

子供にも分かり易い看板で可愛い感じだけど悪ふざけしてないしちゃんとした看板っぽさがホントに素敵な看板でした。

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小僧寿しを発見。
kuma-yomeが子供の頃小僧寿しが近所にできた時とっても衝撃的でした。
それまでは親が商店街にある大きな木製カウンターのあるお寿司屋さんの暖簾をくぐって「作っておいてね」と言って買い物終わりに取りに行くのが普通でした。

子供なんて暖簾の中へ入れる雰囲気じゃあ無くってドアの隙間からチラッと見えるお寿司屋さんの雰囲気がとてもキラキラ輝いて見えていたものです。

当然持ち帰りのお寿司は「大阪寿司」だったので、今巷にあふれているような寂しい盛り付けのお寿司ではなく、開けた瞬間に感動がある美しいお寿司でした。

ウニだのいくらだのの高級食材や奇抜な食材を乗せなくっても美しい彩、美味しい味。

まさにお寿司とは目と舌で味わうものだと静かに美味しくいただいていましたが、小学校くらいの頃小僧寿しが出来て簡単にテイクアウトできる握り寿司はファーストフード的感覚でした。

しかも定期的にイベントがあってキティーちゃんの容器があったりプラッチックの救急箱っぽい形の物に入っていたりと趣向がこらされていました。

何時の日からか店舗数が減ってしまってキティーちゃんを集めていたkuma-yomeはCMでキャンペーンを知ると電話帳を見て電話をし、自転車で他区へ行ったりして買っていましたね。

それでも店舗の減少はドンドン酷くなって大阪市内から店舗が消えた時にキャンペーングッズの収集は諦めました。

今だったらヤフオク!とかで買えたりするんですけど時代ですね。

今でも色んなイベント品をやっているのかは不明ですが、懐かしい小僧寿しが四国に残っていたのを見てなんだか嬉しくなりました。

 

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トイレ休憩に立ち寄らせていただいた「道の駅 田野駅屋」さんに居られた観光PRの方に教わった「フラフ」が物凄く大迫力です。

kuma-yome.hatenablog.com

 

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「道の駅 田野駅屋」さんからだいぶ移動したんですが、「フラフが途切れたな」と思っても少し行くとまた大量のフラフしかも海の近くで街中感がない場所だからか物凄く大量にあります。

この場所が駅から遠いのか車を駐車させて貰えるスペース(道の駅的な場所)が近くにあるのかは分かりませんが、この時期に訪れたなら必ず見ておきたい感動的なシーンですね。

いつフラフが現れるのか全く分からないので、気が付いた時に慌ててカメラの電源を入れて構えて・・・といった感じなのでこれだけ枚数を撮っていてもシャッターチャンスを逃している場面も多いので実際に見に行かれたらあまりの迫力に驚かされる方が多いかも知れません。

温故知新

最近は昔ながらの風習をないがしろにする若い夫婦が多いらしく「お宮参り」や「お食い初め」等をしないそうです。

古臭くダサい慣習ではなく事の起こりの意味を知って大切にして欲しいと思いますね。

贅沢にする必要は無いですが、祖父母も含めて子供の誕生や成長を祝ったのだと子供が大きくなった時に写真に写るその自分の姿と両親祖父母の姿を見た時、表情やしぐさから望まれて生まれたのだ愛されて育ったのだ

自信がもてる時が来るかもしれません。

毎日愛情を持って接していればそのような痕跡がなくても大丈夫なのだと自信をお持ちのご両親は多くおられるかも知れませんが、親と子は全く別人格の人間であり血の繋がりの事実があっても他人である以上、ちょっとした機嫌の悪さや性格の不一致から酷い言葉を吐いてしまう事があるかもしれません。

その時に直ぐ「あの時はごめんね」と抱きしめられる素直な親子が何人いるでしょうか?

心の奥底では「あの時言わなければ良かった」そういう言葉を抱えつつ何年も重ねてしまうのが親子であり家族なのだと思っています。

そして決定的瞬間の一言を吐いてしまったが為に取り返しのつかなくなる事もあります。

その瞬間は行き違ったまま年数を重ねてそれぞれが老いて言っても、ふと手にした思い出の品等を見て親の真実の姿を知る事があります。

勿論儀式的な事をしていないから愛情が無いという訳ではなく、現在のように修正を施されていないありのままの姿を映した写真や育児日記といった物を見返した時にその瞬間の真実が見えて来ます。

kuma-yomeの「お宮参り」や「お食い初め」の写真は凄く立派な物でした。
片方の親は田舎の人でそれなりに資産がある家の直系でしたから、末の方の女子であっても一応立派にはしてくれてましたね。

kuma-yomeの子供は可哀そうにとても貧しい感じの「お宮参り」と「お食い初め」でした。お膳のセットは豪華な食器ではなく赤ちゃん本舗で買った離乳食の食器セットでしたし。

でもそこに写っているkuma-yome はとても笑顔だったので、大きくなってそれらの写真を見た時子供が「色々厳しく躾たのは愛情からだったんだ」と気が付いてくれるのではないかと信じています。

この地域の方々は大きな「フラフ」を掲げて男子誕生を地域あげて祝っている感があり、新しい命の誕生と成長を多くの人々の愛情や手によって守られていくのだなと、町全体が輝いて見えました。

移住して来たご夫婦や結婚を機にパートナーの地元へ越して来た方には驚きの風習かも知れませんが、大切に守り続けて頂きたいなと本当に願ってしまいました。

これみよがしな町おこしや無理なイベント開催で近隣に騒音やごみ問題等の迷惑をかけたり赤字を引き起こす自治体もちょくちょくあり、kuma-yome が今住んで居る地域でも若者が町おこしと称して大音量で0時まで大騒ぎイベントを開催して何度も警察が注意に行くという出来事がりました。

電話をすると「何件も苦情が寄せられていて困ってます」との事でした。
kuma-yome としては、そんな取って付けたイベントよりも自然な街の姿こそが人の心をうち「また来たい。もっと知りたい」と思わせられるのだと信じています。

kuma-yomeがこんなにも「フラフ」に魅入られたのは、育った町はこいのぼりなんて近所迷惑になるからあげられなかったからなんですよね。

こいのぼりって風に揺れてしまうのでお隣のベランダの柵にしっぽが乗っかったり日光がチラチラと影ってストレスになってしまったりするので、一件家の方でもこいのぼりをずっと出しっ放しってのは見た事ありませんでした。棒だけがベランダの柵に取り付けられているので「ああ、あそこは男の子のいる家か」と分かる程度で毎日その前を歩いていてもこいのぼりを見る事は皆無な状態。

我が家でもこいのぼりを飾れ無かったので、家が狭いのに無理して五月人形を飾ってお祝いしましたね。兜の入ったケースがある間はホント家の中が狭くって苦労しました。

初めて四国へ行った時も5月のGWだったんですが、コースが全く違ったので「フラフ」には全く気が付きませんでした。
有名観光地ばかりを巡るのも良いですが、少しゆったりした気持ちになって下道優先で町の風習や景色を眺めながら道の駅や地元密着のお店でお買い物をしたりご飯を食べたりして「地元とは全く違う文化風習」に触れて見てはどうでしょう?

勉強や仕事だけでは得られない広い視野を持つことができ、想像力や発想力を鍛えられて素晴らしい仕事や人間関係を得られるきっかけになるかもしれませんよ。

kuma-yomeは40半ば近くになって初めて地元以外を知りましたが、読書を好み、地方から移住して来た方や留学生、帰国子女の方から色々お話を聞き、物語を聞くかのように聞いていた話の数々をネット社会の現代、ネットの写真や動画を通して再確認したり老熊に連れまわされたりしながらただ聞いただけの話しではなく、本当にある現実の世界としての再認識作業に入っております。

人間これで終わりこれで十分という限界は無く、何歳になっても学ぶ喜び新たな発見というのはあり得ます。

これからも地域の方々との触れ合いの中から地元との相違点や素晴らしい風習等を老熊がヨボヨボ爺ちゃん熊になるまで学び続けていけたら良いなと思います。

 

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