野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

お前がケツ割るからしゃあないな

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朝からちょくちょく心臓が痛んだり両耳が痛んで、体が冷えきってカナリ辛い状態でした。昼頃から眠気もプラスされて来て「寝たら死にそう。」と言ってもご機嫌の老熊は笑顔が絶えず、中々相手にしてくれません。

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時間が経つに連れて雪がどんどん酷くなって寒さも増して来るので、厚着をしてありったけの布団を着せてもらって、老熊のダウンも掛けて貰ってもガタガタとふるえが続きます。
さすがに余裕な笑みで見ていた老熊も少し心配になったのか仕舞い込んで忘れていたホッカイロを出して背中と胸に貼ってくれました。

それでもまだまだ震えは止まりません。
しばらく後に左手の掌にも貼って貰いましたが震えと耳の痛みは酷くなるばかり。

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雪の量はどんどん増えてまるで別世界。
初日の日は白線だけ気を付けて歩けば滑らなかったのに、今はもうどこを歩こうとしても滑ります。
いつもの車中泊なら、お土産物屋さんを見て回ったり写真を撮って楽しんでいるのに車内に閉じこもって「寒い。」「眠い。」「耳が痛い」としか言わないkuma-yomeを見てさすがに諦めたらしく「珍しくお前がケツ割るからしゃあないな。今から帰ろか。」と言って帰り支度をしてくれました。

最初の予定では月曜日の午前に間に合うように帰郷する予定だったので食料や飲み物も買い込んであり、それらがまだ大量に残っていたので、物凄くがっかりした様子の老熊でした。でもkuma-yomeの地元では朝に雪が数cm積もったら1時間目の授業が中止になって雪遊びの時間になる程、雪には全く耐性が無いので大雪の中で何日もビバークしたり、張り切り状態でラッセルて元気な老熊と一緒にされたらひとたまりもありません。

大急ぎで帰る用意をしてくれましたが「今日の夜から明日の朝が一番雪が酷くなるねんで。今から帰っても渋滞でここに居った方が良かったってなるで?」と最後の説得と思われる発言をし、とっても名残惜しそうです。

13日に入りそびれた道の駅近くの天女の湯。予定では今日か帰る日のどちらかで家族風呂に入る予定をしていて、予約の仕方を昨日聞いてあったのですが、「3時間前に電話予約すれば入れる」と聞いていたのに温泉に電話をしてみたら「雪の為」という理由で予約を断られてしまいました。温泉に入れば体調が回復すると予想して「元気になったから予定通りで行こう」と言われると考えていた老熊は、大雪でスキー客の多い土曜日に温泉が混んでいるのは目に見えていて、毎回無躾の放し飼い子供に怪我をさせられそうになるkuma-yome。番犬無しの一人っきりで安全に温泉へ入れる訳もなく、kuma-yomeは車内待機に変更。老熊が車を降りた直後に意識が無くなったかのように眠りにつきました。

老熊が入浴から帰って来て、少し話し合った結果。帰宅が正式決定しました。

今回不運だったのは、急に仕事後の車中泊が決まってしまった為に予備バッテリーを一つ忘れてしまった事。普段より遅目の移動だった為、疲れて寝入ってしまった為、初日のジェネ不使用。降り止まない大雪の為ソーラーパネルが雪に覆われしまっての電力不足でiPhoneは充電できてもAndroidは充電できず(電圧が足りず充電ランプは点くものの充電はされず)という不運が重なり、不安を和らげる為のスマホゲームもできず、「寒い」「耳が痛い」「しんどい」という辛さだけがドンドン蓄積されて行ってしまった事でした。

 

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帰路高速道路の入り口に着くと何やら大勢の人が立っています。
「うわ〜。チェーン規制かな?」と老熊が言いながら徐行で近寄ると冬用タイヤ規制だったのでホッとした様子の老熊。もちろんチェーンも持っているらしいのですが、運転席の窓を開けるなり「4駆スタッドレスと忙しなく言うとあっさりと紙を手渡されOKが出ました。紙はフロントガラスから見えるように置いておけば良いようです。

生まれて初めての冬用タイヤ指導だったので、何が起るのかドキドキでしたがあっさりした感じだったのでホッとしました。

「急ぐ訳でもないし、高速降りて峠道行くで」宣言をされたので「好きなだけ雪中車中泊したかったら今度からは一人で行きや。」と言ってしまいました。

 本当に死ぬかと思って疑わなかったので、雪国へ嫁ぐ人は雪国出身さんじゃあ無いと何の役にも立たず、生活に不便ばかり感じてストレスになってしまわないのかな??と疑問に感じました。

地元ではたいした雪では無い雪量ですら真剣に凍死の恐怖を味わってしまいましたがやっぷー市は好きな場所なので暖かい時期限定で頼みたいと思います。

初めて行った時に一目惚れした紅葉カップをいつか買いたいですからね。凍死せずに観光を楽しみ続けたいと思います。