野生クマに捕獲されました。

街っ子が野生クマに捕獲されて振り回されている日常です。

ちょっとしたクリスマスプレゼント?!資格試験合格の話し(12月24日)

Kuma-yomeは父親がサラリーマンでは無かったのでタイムリーな感じでイベントが出来ることはあまりありませんでした。

父は子供嫌いだった為、仕事が休みの日は息の詰まる思いで1日を過ごすのが日課でクラスメイトのように家族でパーティーなんてした事がありません。

そんな事もあり、老熊が一般的な会社員では無いと分かった段階で様々なイベントごとに対する執着はあまり無いのにわざわざクリスマスだからと1日だけ帰って来てくれました。

 年末の大掃除に必要な物だとか必要品等を買い出しに行ったついでにクリスマスの食料も買ってもらいます。

f:id:kuma-yome:20181226202925j:plain

買い物に行って買って貰ったのは「料理用温度計」以前アナログな感じのを持っていたのですが、保管してあった場所に見当たらず食器棚等台所内の収納関係全てを掃除がてらチェックしましたがありません。

老熊にお願いすると「高いな」と言っていましたが少しでも安く済むようにとアナログの方を持って来ると「それやったら見えへんやろ」と言ってデジタルの方を買ってくれる事に。

f:id:kuma-yome:20181226202955j:plain

経緯は端折ってますが少し前に老熊から貰った超お古のiPad用充電コードも100均から姿を消す前に購入。

f:id:kuma-yome:20181226203008j:plain

クリスマスケーキはカットされたのを買おうと思ったんですが、kuma-yomeは有名ケーキ店のケーキを年に数回買って食べているので「あればっかり食べてたらガッカリするで」と老熊が言って反対するので、ガッカリしないように無難にプリンとプリンアラモードにしたのですが、超乱暴者で雑い老熊のお陰でプリンアラモードが袋の中で真っ逆さまになってへこんでいました。

あまりの寒さにトイレが我慢できなかったkuma-yomeは老熊より先に帰宅。

買った物を冷蔵庫に詰め込んでいると老熊が突然ニヤニヤしながら近寄って来て

「これなんやと思う?」的に聞いてきたので冷めた目つきで睨んでいると「検定の合否結果の封筒」でした。

f:id:kuma-yome:20181226203654j:plain

ドキドキしながら封を開けると合格していました。

あまり有名ではない資格だと思うので説明しますと「手話検定5級」というのは一番下の級です。

「なーんだ。大した事ないやん」と思われる方も居られるかもしれませんが、kuma-yomeは高校受験以外は全く試験というものを受けた事がなく「全国模試」的な物や「運転免許」の類もありません。

高校受験も絶対合格という三流高校を受験していたので緊張も不安も全くありませんでした。

体が弱かった事で小中は体育を見学。
高校は時々体育を見学したり保健室登校したりする程度な感じで何とか卒業。
社会人になってからは体が弱い為、何度か仕事を変わりながらも一人暮らし。
体調の良い時期は何か資格でも取れればと色々な勉強にチャレンジし、習い事もしましたが先生に褒められるようになり楽しくなって来た頃に 必ず体調が悪くなったり家庭の事情で数年間通えなくなったりで一からスタートの繰り替えしで「何かを学びたい。何か資格を取りたい」と思いながらもあと数年で50代という年齢まで何の資格も取らずに来てしまっていました。

今住んでいる地域はとっても田舎なので習い事の教室はシルバー世代か子供向けの物しかなく、市がやってる生涯学習等ある筈もないしお店も娯楽施設も何もない状態でフラフラしていましたが、引っ越した最初の年に「手話奉仕員養成講座」の募集があり「引っ越したばっかりだし仕事も探さないとだし無理だなー」と思って諦め、翌年仕事も不定期ですが何とか決まった後に申し込んだ所、定員割れしていたので無事受講。

1年間頑張って「修了書」を手にしました。
途中非常識なオバちゃんにインフルエンザをうつされて休んでしまったり、「1年くらい通いきらせたる」と言ってくれていたのに、休んで車中泊等に連れていかれたりもありましたが、前期と後期で指定された日数を受講するという条件は何とかクリアできました。

 

kuma-yome.hatenablog.com

 その講座を受講している時というのは、今よりも手話ができている感じで根拠のない自信もシッカリとあったので検定試験を受けたかったのですが「1年通いきっていないのに」という良く分からない見えないブレーキのようなものがかかって受験を断念。

 

kuma-yome.hatenablog.com

老熊にAmazonで買って貰った受験対策の本とDVD、手話の辞書を合わせてみて1年頑張りました。

勿論それだけでは不安だったので、近隣の市へ行って手話の教室にも通い実技の特訓も合わせてします。

受験の2ケ月前から仕事が忙しくなり手話教室には通えなくなりましたが、僅かな時間を狙ってDVDと辞書と試験対策本を何度も見て少しずつ自信を付けていきました。

試験当日は老熊が試験会場の建物前まで車で送ってくれたんですが、受付開始の1時間以上前だったので試験監督をされる方もまだ来ていませんでした。

その時に声をかけてくれた方が会場の関係者さんで「何故手話を習い始めたのですか?」とか「指文字をシッカリとやっておいた方が良いですよ。手話表現を忘れた時も悩まず指文字で表現すればいいので」と教えてくださったので、それまで辞書で様々な表現を頭に入れようと必死だったのに「指文字」にシフトチェンジ。

試験は「視力的な配慮」をお願いしていたので一般受験者の人に比べて倍くらいの大きさの試験用紙が用意されていましたし、モニターのすぐ前の席にしてくれていたので落ち着いて筆記試験を受ける事ができました。

実技は「手話教室」を2ケ月くらい休んでいた後だった為に物凄く緊張してしまい、頭の中で「こういう風に言おう」と思っていた事が言えず予定していなかった別の事を言ってしまったりがあって「ああ、こういう風に言えば良かったなー」と後から後悔したりする部分が多々あり、筆記試験に関しては絶対に100点の自信ありだったのに対して実技の方は反省する部分が多過ぎて絶対80%正解じゃない気がすると悩んでばかりでした。

実技は80%合っていれば合格という話を聞いた事があった為、殆どあってない気がするし少し考える様子を見せてしまった事が減点対象になったのでは?と思っていて絶対不合格かも?!もし不合格だったら受験費用が無駄になる等と考えてしまい「きっと年末は憂鬱な気分になって年を越すんだろうな」と思ってしまっていました。

11月も終わりになると「もし不合格なら来年5級と4級のダブル受験しよう」と思うようになり「とりあえず合否が分かってから次の勉強を始めよう」と手話教室以外はあまり勉強せずに過ごしました。

その直後から仕事も忙しくなって来たので、ポストを毎日のぞいて不安な日々を過ごすという事もなく自然体で過ごせたのはとても良かったと思います。

4級の試験対策本を見てみると「5級よりも結構高度になってるな」という印象で5級の本を始めて見た時のような余裕感はあまりありませんでした。

それでも表現は知っている物もそこそこ多くあるのでYouTubeの手話歌でなめらかな動きの練習をし、DVDで単語と読み取りの訓練をしようと思います。

どこまで取ったら履歴書に書けるとか胸を張って言えるとかっていうのは知りませんが、とりあえず欲張り過ぎずに「頑張れば取れるかも?」と思われるレベルまで受験してみようかと思います。

今回の試験では受験勉強の追い込みの時期に車中泊やバイクミーティングの予定を詰め込まれて「勉強したいのに全くできない」状態が何度もありましたし、その事で文句を言うと車中泊先でDVDを見て勉強するように言って来たりされたんですが、ああいうのって隣に人が居ると恥ずかしいんですよね。

手話を分からない人から見ると「何やってるんだろう?!」って感じですしね。外国語だと発音をMP3プレイヤーやWalkmanで聞いたりするだけでも勉強になるので、車中泊の移動中にイヤホンで聞き流したり睡眠学習的に寝ながら聞いたりしても効果ありそうですが、手話はそういう訳にもいかないので勉強する場所は選ばないといけないと思います。

ただ町を歩いている時やニュースを見ている時に、ちょっとした言葉が出て来ると「指文字でどうだったっけ?」と頭の中で考えたりする努力はしました。

手話奉仕員養成講座を受けてから1年半後に5級を受験し、なんとか合格しました。
本当は欲を出してもう少し上の級を受けたかったんですが(レッスン後で少し自信があった)やっぱり試験慣れしていないので、緊張して実力が出せなかったらその後のチャレンジに影響が出ると思い、一番下の級から受験。

まさかこの年になってこんな立派な「合格証」を貰えるとは思いませんでした。

 

f:id:kuma-yome:20181226202913j:plain

中には「手話のがっこう」のチラシが入っていましたが、資格試験に関する費用は全てお小遣いから捻出しているので、貯えの無い今の状況では参加はちょっと無理かな?と思ったり。

とりあえずこの先は合格したり不合格したり色々あるんでしょうが、最初に講座を受けた時に決めた級まで合格できるように頑張ってみようと思います。

今年は色々ありましたが、最後の最後にとっても嬉しい事があったので来年にも期待して行きたいと思います。